岩殿城 / 山梨県


この記事は2013年2月22日あも様に投稿して頂きました。

岩殿山は9世紀の末、天台宗の岩殿山円通寺として開創されたと伝えられ、10世紀には門前町が作られ、13世紀には修験道の場としても栄え、その支配は甲斐国中の山梨、八代の東部一帯、駿河国は富士郡付近まで及んだという。

16世紀になって戦国大名による領地支配が成立すると武田氏の支配下におかれ、小山田氏が入り岩殿城として武蔵、相模に備える戦略上の拠点とされた。

武田氏滅亡時、新府城を焼き捨てて岩殿城への退却を決意するも、城主の旧臣、小山田信茂に裏切られ、天目山で自害した。明治12年に乃木希典が岩殿山に登った時、正面の鏡岩を見て「兎も登れない」と感嘆した難攻不落の城。


城の概要

城郭構造 連郭式山城
天守構造 なし
築城主 小山田氏
築城年 1530年代
主な城主

小山田氏

遺構

郭、空堀、揚木戸門跡、竪掘、井水、帯郭、烽火台、馬場跡

指定文化財

山梨県史跡


インフォメーション

営業時間

午前9時~午後4時(岩殿山資料館)

定休日

毎週月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)と祝日の翌日。12月27日から翌年1月5日まで。

費用

自由見学



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